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Grand Magasin  

グラン・マガザンジュエリー 2009 冬~春号に掲載されました。

ちょっと後ろの方で128ページです。でも写真と文は気に入ってます。

機会があったらご覧になってください。  

  

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2008年11月13日 17:14  

防府天満宮

 先週、出張で山口県の防府市に行ったとき、ちょっとした空き時間に防府駅から歩いて20分程のところにある防府天満宮に行ってみました。

    

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太宰府天満宮,北野天満宮と並ぶ三大天満宮のひとつで(日本は三大○○が好きですネ)、受験の合格祈願に訪れる人が多いのですね。絵馬を奉納するところは合格祈願のお札がビッシリで本殿の中には祈願を受けている人がたくさんいて、「また年が明けると受験シーズンだなぁ」と、ふと遠い昔の自分の学生時代を久々に思い出してしまいました。

    

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私は御茶の水美術学園、通称「御茶美(おちゃび)」という美術系の予備校に高2の3学期から通い始め、一年浪人したので合計2年と3ヶ月通っていました。

内容は鉛筆で石膏像のデッサン画と、主に静物を鉛筆で写生し、それに水彩絵具で色をつける着彩画を高3の時は夜間部、浪人の1年間は午前デッサン、午後着彩画と画くことのみに明け暮れていました。1週間で1枚のデッサン画と着彩画を画き上げ、週末に講評といって全員の絵が前に並べられ A・A’・a・a’・B・B’・b・b’・C・C’・c・c’ と点がついていて先生がいろいろ批評します。来週こそ上手く画こうと講評のたびに思うのですが、そう簡単にAはもとよりa もとれませんでした。でも、受験の切迫感とか悲壮感は全然なくて、夕方になると当時沢山あった御茶の水の古い喫茶店で、1杯のコーヒーで何時間も仲間ととりとめもなくおしゃべりしてたことが懐かしいです。

  

そういえば、私も1年浪人した3月の三次試験を終えた次の日かに、「一応この1年間やることはやったし、発表まですることもないからあとは神様にお願いでもしようか」と、御茶美に何となく集まってきた仲間7・8人で湯島天神まで歩いて合格祈願のお参りに行きました。

今でも、その時のまな板の鯉的なダラーッとした虚無感みたいな雰囲気と境内の白梅が目に浮かんできます。

自分がまだ何者なのかもわからず、ただ一生懸命という若さだけの頃でしたね~。

  

そして忘れられないのが合格発表の日、三次試験の発表はなぜか夜の7時頃なので、その日はさすがに朝から落ち着かず母も私もそわそわしてました。夕方に家を出て真っ暗になった上野公園をバンバンに張り詰めて歩いて行くと、途中で向こうから歩いて来た姉に「展子ちゃん、アッタワヨ!」と両腕をとって言われ、「エ~ッ!! 何で言っちゃうのよ~!」

自分で番号を探して名前をこの目で見つけたかったのに ・・・・・・。

それからしばらくは姉を怒ってました。

  

でも、久々にこんなに詳細に思い出してみると、あの時の姉の真剣な一生懸命応援してくれた姿が鮮明に浮かびありがたく思えて、これ又若かったな~。